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里親へのインタビュー

里親へのインタビュー
【養子縁組里親】
Aさんご夫婦(夫:Kさん 40代  妻:Tさん 40代)
Sちゃん 5歳
※2024年11月現在の年齢

こちらも覚悟を決めなきゃな

コロナ禍でSちゃんとの交流を開始したAさんご夫婦。思うように交流が進まない中、当時3歳のSちゃんとの関係に悩みながら委託がスタートとなりました。委託後もご夫婦での温度差に危機が訪れますが、今では無事乗り越えて、家族3人仲良く暮らしていらっしゃいます。様々な悩みや危機をどのようにして乗り越えられてきたのか、率直な気持ちをお話しくださいました。

 

まず最初に里親になったきっかけをお聞きしてもよろしいでしょうか。

夫:
はい。私たちはなかなか子どもを授からず、一生懸命不妊治療などもしたのですが、スタートが40代ぐらいからだったので遅かったんですよね。 それで、やっぱり結果がね…ダメって分かるとすごいがっかりしちゃうし、奥さんの方の体がどんどん耐えきれなくなっちゃって。それで、しばらく子どもは諦めていたんです。ただその後、私の両親が交通事故で亡くなったり、この先を色々考えたときに、やっぱり子どもが欲しいなと思いました。ちょうどそのタイミングで、新聞記事に『血が繋がってなくてもいいじゃないか』という里親家庭を特集している記事やテレビ番組なんかも目にしたことも大きかったですね。それで、その年に僕から奥さんに『里親っていうのがあるんだけど、どうだい?』みたいな感じで話をしました。
妻:
うんうん。そうだったね。
夫:
それから里親制度について色々調べたりしたのですが、分からないことも多くて。半年ぐらい経った頃かな?インターネットで里親入門講座を見つけまして、急いでプリントアウトしました(笑)研修も埼玉県がやっているので細かく教わることができて、すごく勉強になりました。

この後、委託まではスムーズだったのでしょうか?

夫:
タイミング的にコロナ禍だったので、色々ストップしながらも研修と実習を終えて無事に里親登録となりました。その1年半後ぐらいに、紹介の連絡を受けたのがSちゃんです。

この時のお気持ちって覚えてらっしゃいますか。

夫:
めちゃめちゃドキドキしましたね。「あー、どうしよう、どうしよう」って(笑) 12月の仕事が忙しい時期でだったので、仕事の営業で車を運転してたんですけど、電話に出るために慌てて車止めました。
妻:
(笑)
夫:
コロナ禍で大変な時ではあったのですが、紹介していただいて、春頃から交流を開始しました。ただ、あの頃って色々と社会的にも大変だったじゃないですか。だから、コロナの人数が増えてくれば交流も中断することがあって…。会えてもビニールのカーテン越しだったり。完全に会えなくなってしまうと、またゼロからになってしまうので、zoomでの交流もお願いして実施してもらいました。 その後、数か月経ってから実際に会っての交流が再開できたので、それは嬉しかったですね。

なかなか思うように交流が進まない時期、どのようにお二人で乗り越えられたのでしょうか?

夫:
やっぱり気持ちが落ちてしまうと前向きに考えられなくなってしまうので、 なるべく自分たちの好きなことに意識を向けていましたね。漫画の話をしたり、夏なんかは家族で集まって一緒に花火を見たりとか。あまり考えないようにしていたかなぁ。
妻:
そうだね。
夫:
でも、紹介していただいたし「早く会いたいな」って気持ちが強かったかな。
妻:
そうそう。実は私が最初の1、2回ぐらい交流に行って、それですぐ中止になっちゃったんです。その後のzoomは2人でできたので、顔はお互い見ていたんですけど、その次会えるまでに3か月も期間が空いちゃって。本当に大変でした。
夫:
zoomでも交流ができて良かったんですけど、でもSちゃん、全然笑ってくれなくて。もう、心が折れそうでした(苦笑)

試行錯誤されながらの交流でしたね。次はどのようなステップだったのでしょうか。

妻:
交流をしていくうちにSちゃんが色んなことを理解してきているのは感じました。ちょうどイヤイヤ期の年齢ということもあって、私が1人で会いに行った時に、すごい嫌がられてしまったんです。だから、全く交流できないで帰ったりする日もあって。それから「次行った時にどうなるんだろう」って、もう不安が大きくて。 乳児院の方も配慮して下さって、「3人で公園にでも行ってみようか?」って私たち夫婦とSちゃんに話をしてくれて。
夫:
そうだった、そうだった。
妻:
でもSちゃんは3人で公園行くのもすごく嫌そうで(苦笑) 全く話をしなかったり、ベンチに座ってそっぽ向かれちゃったりとか。 それで、ちょっと3人ではまだ難しいかなっていう状況になり、何回か 乳児院の方が間に入ってくれるようになったんです。けど、やはりコロナの感染が増えてきたりすると交流の期間がまた開いちゃうんですよね。そういう状況ばかり続くので、もうなんとしてでもSちゃんとの距離を縮めるためにはどうしたらいいかな、っていうのをずっと考えていていました。 そんなこともあって、勇気を振り絞って私から「公園に行こうよ」ってSちゃんに話しかけてみたんです。そうしたら「ギャー」って泣かれてしまって。でもその日、ちょうど私たちはSちゃんにプレゼントを用意してたんですね。物で釣るわけではないのですが、私たちが用意したものにちょっと関心を持ってくれて、落ち着いてもくれました。泣かれてしまったんですけど、このやり取りでSちゃんは自分の感情が出せたみたいで、結果的にだんだん距離が縮まってきたんですよね。それから少しずつ一緒に折り紙したり、絵を描いたり、おもちゃで遊んだり、少しずつできるようになって。あ、あと公園に3人で行けたのか(笑) それから、別の日は乳児院でお部屋を借りてお泊まりの交流をしたんです。一緒に お風呂に入ったり、ご飯食べたり、一緒に寝てっていう。
夫:
その時もすごく大変だったよね。全然喋ってくれないっていう(苦笑)
妻:
すごい緊張してたんでしょうね。近くにスーパーがあったので一緒に買い物に行ったんですよ。お弁当とか買ってきて一緒に食べたんです。でも、Sちゃんはやっぱり緊張してたのか、あんまり食欲がなくて。 夜も私とSちゃんで一緒にお風呂も入ったんですけど、お風呂も緊張してるような感じはありました。もうずっとお気に入りの毛布を握って、指をしゃぶっている状態。
夫:
話しかけても全然反応がない。僕がどうしても次の日仕事だったので、夜中にひとり先に帰ってしまったんですけど、でも帰る時までもやっぱりSちゃんは眠れないようで、ずっと起きてて。
妻:
それで、主人が帰る時は「一緒にお見送りをしよう」って言って、玄関で主人とバイバイをして、それから2人になったときに、職員さんが「タブレットでも見ましょうか」て言ってくださったので、しばらくお猿のジョージを見て寝る方向にむかいましたね。 そんな状態でしたが、もうその次はうちに遊びに来るっていうことになりました。
最初は日帰りだったんですけど、その時もすっごい緊張してる様子で。車だったので家に向かう途中のインターでちょっと寄り道をしてご飯を食べ、それから家に行きました。テレビを見て、ちょっとお昼寝するっていう流れだったんですけど、お布団引いざ寝ようとしたら、「もうお家帰る」ってなってしまったんですよね。
夫:
そうそう(笑)
妻:
それで、もうしょうがないかと思って「分かった、帰ろっか」って言って、写真だけ撮って、すぐ家を出ました。
夫:
滞在時間1時間ぐらい? 1時間半ぐらい掛けて行ったんだけどね(苦笑)
妻:
それで、次がもう宿泊だったよね。
夫:
そうそう!大丈夫かな、なんて不安もいっぱいで。
妻:
時期的に5月のGWだったのと、Sちゃんの年齢がもう3歳になるタイミングだったんです。年齢的に乳児院から児童養護施設に移らないといけなくなってしまうんですけど、特別に乳児院に居られる期間を延ばしていただいていたのもあって、乳児院の方も「宿泊しましょう!」って感じで。 それでいよいよ外泊になったんですけど、1泊した次の日に「帰れるの?」って言って泣き出してしまって。何とかしないとと思って「近くにヤギさんがいるから、見に行く?」って言って、 一緒に歩いて見に行ったりして何とか過ごしました。これが初日なんですけど、日程は3泊4日だったんですよ(笑)
それで、2日目以降は実家に行ったり、動物園に行ったりして、最終日を迎えたんですけど、3日目にはちょっと体調を崩して吐いちゃったり、最終日当日には熱も出ちゃって。38度ぐらいあったので、すぐ職員さんにお電話して指示をもらいながら、様子を見て、午後になってお熱が下がったら「お家に帰れる」って嬉しそうにどんどん元気になってきて…。
夫:
もうそれ見たら本当切なくて。この交流、 大丈夫なのかなって…。
妻:
本当だよね。でも、その後1回だけ会いに行ったら、もう 長期外泊ということになりました。長期外泊として始まったんですけど、そのまま委託となってもうずっと一緒の生活になります。
夫:
僕らも正直ちょっとビックリでした。でもね、乳児院を出る時、Sちゃんの足取りがすごいしっかりしていて。全然後ろ振り向かない。決心っていうか何かね、覚悟みたいなのが、小さいながらに感じられましたね。

新しくSちゃんとの生活が始まり、変化などはありましたか。

妻:
やっぱり生活のペースが全部Sちゃんペースに合わせていくので、ゆっくり休める がなくなりましたよね(笑) あとは、私がSちゃんに関わる時間が多いので、一人で抱えてしまうことも多かった…かな。もちろんSちゃんのために、って思いながらも、どこかで主人のために育児をしてるような気持ちになっていて。2人で子育てというより、私が2人のために、っていう気持ちになっていたので、主人とも温度差があって育児がうまくできなくなってしまったんですね。
夫:
それに気づかず、俺がまたあまりにも嬉しがっちゃうから、妻は頑張っちゃう。しかもそれだけじゃなくて「もうちょっとやってあげてよ」みたいな感じで、さらに伝えてしまうから、いよいよ妻が限界を迎えてしまったんですね。本当にちょっと危ない状態になってしまったんです。Sちゃんのお世話ができなくなってしまう、Sちゃんのせいで私が怒られちゃった、って捉えてしまうみたいな状態に。
私も偉そうに注意しちゃっていたし、追い込んじゃったんですよね。
それで乳児院の方と、しっかりサポートの先輩里親さんを頼ったんです。
そうしたら、まず僕がめちゃくちゃ説教されて(苦笑)
それで、立て直すため先輩里親さんにSちゃんを少し預かって頂きました。もう、先輩里親さんもすごい心配してくださったんですよね。
妻:
色々お話をしていて、先輩里親さんが経験してきたことと、私が経験していることが一緒だったっていうのもあって、気持ちをすごくわかってくださったんですね。アドバイスもたくさんしていただきました。

それからの変化などはあったのでしょうか。

夫:
ついSちゃん視点ばかりで2対1になってしまっていたので、そこは気を付けました。
妻:
子育てに対して主人の熱意と同じレベルに乗らないとうまくいかないと思ったので、そこに達するように私ももう一度Sちゃんと関係を積み上げるように努力しました。その努力する間に、主人がまた私に小言を言ってきたりっていうこともあったんですけど(笑) でも、Sちゃんが「ママ悪くないよ」ってフォローしてくれてるようにもなって、気持ちが少し楽になったというか、Sちゃんとも関係ができてきた感じがありましたね。
あとは、Sちゃんは最初、具合が悪くなったりすることもすごく多くて。乳児院の頃からお薬が全く飲めなくて「お薬を飲ませるのが、すごく大変ですよ」っていうのを言われてはいたんです。それで実際風邪を引いた時に、処方されたお薬が全く飲めなくて。飲ませようとして色々工夫しても本当に飲んでくれなくて、結果、肺炎で1週間の入院になってしまいました。その時の看病もそうですけど、それからも具合が悪くなった時は、タイミング的に私が病院に連れていくことが多かったので、 そういう時間を積み重ねていくうちにSちゃんとの距離が縮まっていったかな。
なんていうか育児っていうものが、ちょっとずつ、ちょっとずつ、分かるようになったというか。それもやはり、先輩里親さんが「こうするといいよ」「こういうふうにやってみたら?」ってアドバイスしてくださって。
そこからだんだん、上手くいくようになったかなっていう状況ですね。
あと、会社に行くときに「ママの言うことよく聞いてね」とか「ママと仲良くするんだよ」とか言ってくれるようになって。主人が変わってくれたなっていうのを感じて、気持ちがほぐれてなんかホッとしました。

しっかりサポートはではどんなサポートがあったのでしょうか。

妻:
何回か自宅に来ていただいたりして、たくさんお話をきいてもらいました。 いつも2人できていただいて、私のこの状況を1番理解してくださるお2人だったので、とても頼りになりました。私が「ちょっとしんどいな」っていう時に、「お願いっ」ていうヘルプを出すと、すぐに連絡をくれたり来てくださって。本当に心強かったです。
夫:
それこそ夫婦で立て直しの間に、Sちゃんを預かっていただいたり。本当にお世話になりました
妻:
預かって頂いている間も、その先輩里親さんが「こんな話をしたけど、Sちゃんはこうやって答えてるよ」っていうことを、 LINEや写真などでたくさん送ってくださって。先輩里親さんが「私と一緒に〇〇行こうよ」って誘ってもSちゃんは必ず「KさんとTさんと○○に行って、●●したい」って言っていたみたいで。
夫:
その動画も送ってきていただいて、それを見た時に、こちらも覚悟を決めなきゃって強く思いましたね。

Sちゃんはお2人から見てどんなお子さんですか。

夫:
元気いっぱいで割と誰とでも友達になっちゃいますね。公園も好きだし「今日はゴロゴロしたい日だ」て言って、家の中も好き(笑)
妻:
家で遊ぶときはおままごとやごっこ遊び、タブレット。おままごと。アンパンマンのおもちゃでお医者さんごっこをしたり。あとはかくれんぼ(笑) 主人とかくれんぼをするのが大好きなので、そんな風に過ごしています。お外だと公園に行ったり、習い事のスイミング。その帰りに必ずサイゼリアでご飯を食べる(笑)
夫:
「ピザ最高だね」って言うんです(笑)ドリンクバーもやたら持ってきたがる。「パパの入れたよ」って。
妻:
言葉で色々しっかり言ってくれるよね。自分の意見とかもしっかり言う子なので、 幼稚園でこういうことがあったとか、何々があったとか、すぐ言葉で伝えてくれますね。
夫:
「ちょっと話を聞いてよ」って言うよね(笑)

交流の時から様子が大きく変化しましたね。

妻:
そうなんですよ。本当、全く別人のようになりました。意志が強い部分とか、言葉がしっかりしてる部分は一緒なんですけど、社交性がすごくある子に変わりましたね。
夫:
同じ子とは思えないぐらいの変化だよね。
妻:
変化と言えば、去年から幼稚園に通い始めたんですけど、それまでは私たち、下の名前で「Kさん、Tさん」って呼ばれていたんですね。でも幼稚園のお友達はみんなママ、パパって言ってますし、 Sちゃんも恥ずかしいって気持ちがあったらしく、しばらく名前で呼ばれていたんです。でも今年の春に突然「パパ、ママ」に変わったんです。
夫:
いやー、いきなりだったのでびっくりしましたよ。
妻:
それまでに「ママなんだよねー?」って聞いてくることはあって、「そうだよー、ママだよー」っていうやり取はちょこちょこしてたんですよね。
夫:
写真見ます(笑)?

可愛らしいですね(しっかりした表情のや可愛らしく笑う姿を見せていただきました)

夫:
可愛いでしょう(笑)

素敵なお写真 ありがとうございます。
今後楽しみにしているこはありますか。

妻:
幼稚園の課外授業でチアダンスもしてるんですね。嫌がらずに頑張っているので、ダンスで色々表現できるよう、楽しみながら続けてくれたらいいなって思っています。
夫:
背がどんどん先に大きくなっちゃってるんで、体力がまだ追いついてない感じなんだよね。
妻:
そうそう(笑)あと歌も上手なんですよ。絶対音感があるのかなっていうぐらい、音を外さないよね。
夫:
早くも親バカ状態です(笑) あと何するにも、今はSちゃんが一緒だからね。旅行するにしたって、今まで2人だったら行かないようなところに行くもんね。動物園とかプールなんて何年ぶりだろう、って感じで、こちらも新鮮で楽しいです。
私らの人生に全くなかったことを、体験させてもらってます。本当にプールなんて、おかげ様で、一緒に体を鍛えておりますよ(笑)
サンリオピューロランドも行ったんですけど、Sちゃんがいなかったら自分の世界に行くという選択肢は無かったですね。
妻:
ディズニーランドも、結婚してから1回行ったんですけど、主人があまり得意じゃなくて。ちょっと機嫌が悪くなってしまったので、私はそれからずっと友達と一緒に行ってたんですね。でもSちゃんが来てから、15年ぶりぐらいに行こうかってなって、去年シーに久々に行ったんです。

おお、それはすごい変化ですね。

夫:
それはもう(笑)だいぶ一生懸命ですよ。もうずっとSちゃんを抱っこして。自分でもびっくりです。でもね、最近僕への扱いが冷たくなってるんですよ「パパなんか知らないよー」って言われちゃったり。完全にママの味方。それなのに、寝る時は「一緒に寝よー」て。もう、可愛いですよね(笑)

子育てで意識していることはありますか。

妻:
とにかく挨拶だけはしっかりするように伝えてますね。1回厳しく伝えたことがあって、幼稚園での出来事だったんですけど。登園にも慣れてきた頃、お迎えのバスが来て、先生がおはようって言っても無言。帰ってきた時も、先生がさよならって言ってくれてるのに、私の後ろに隠れて挨拶しなかったりていうのを何回か繰り返した時に、どうして挨拶をしないのか聞いてみたんです。そうしたら「今日は色々幼稚園でこういうことをやって疲れちゃったから」って話してくれたんですけど、これはまずいなと思って挨拶の大切さを 伝えて、そこからはちょっとずつですけど、言えるようになってますね。

ご夫婦のお互いの 変化はありましたか。

夫:
本当によくやってくれてます。こんな言い方すると、また任せちゃってるみたいになるんですけど…。だから、私も厳しく言うようにしましたね。食事もちゃんと食べなさいとか、何時までに準備しなさいとか。片付けとかも言うようにしたんですけどね…。私が言ったってね、やりゃしませんよ(苦笑) 「パパ片してね」ですからね。「これ、パパが出したんだから」って私のせいにて、それなのに「ママには内緒ね」ですよ。
妻:
(笑)
夫:
妻の時はそんなことないんですよ。片付けなさいって言われると「やばい、やばい、やばい」ってちゃんと片付ける。だから、関係がね、できてるんでしょうね。それぐらい伝えなければいけないことは厳しく伝えてくれてるんだな、と。
こんな一面があったんだなって、思いました。本当にありがとうございます。
妻:
(笑) そうですね、たまにですけどお料理をしてくれてますね。 揚げ物とか。私は揚げ物をやりたいって思わないんですけど、主人がやってくれるようになりまして。Sちゃんが好きな唐揚げと、エビフライ。私の分を残しておかないと、Sちゃんが全部食べちゃう(笑)

ありがとうございました。
最後にメッセージをお願いします。

夫:
迷っているなら、ぜひ踏み出して、チャレンジしてみていただきたいな。もちろん大変なこともありますけど、 僕らもやっぱり里親になってよかった。もちろんこれからまだ先は長いですが、Sちゃんとの出会いで新しい発見や出会いがあって、人生はとっても豊かになると思います。もちろん変化も怖いと感じますが、それより、子どもからいろんなものをいただいて、吸収して、幸せにしてもらっています。
困ったときはサポートしてくれる人もたくさんいるので、そこも安心ですね。
妻:
主人と同じになりますが、チャレンジしてみてほしいなと思います。ただ、やっぱり夫婦で育てていくには、夫婦仲がとても重要であると思いますので、夫婦の絆は強く持ってチャレンジしていただきたいなと思います。

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