潜入レポート
「児童養護施設って、どんな所なんだろう?」
「TVドラマで観たような、なんか寂しいイメージ?」
そんなあなたのギモンにお答えするため、埼玉県上尾市の児童養護施設『若竹ホーム』に潜入取材をしてまいりました!
お待たせしました!【潜入レポート】
〜児童養護施設『若竹ホーム』に初の潜入取材!〜Part3
皆さんは、児童養護施設と聞くと、どんなイメージを思い浮かべますか?
『どこか寂しいイメージ』 『親と暮らせない子が住んでいる場所』 『ドラマで見たなんだか暗い感じ』等々…。
また、埼玉県内には22カ所も児童養護施設があるってご存じでしたか?
里親登録するには、講義形式で研修を受講する他に、乳児院または児童養護施設に行って、お子さんのお世話の練習をしたり、一緒に遊んだり、実際にお子さんとふれあう実習があります。(一部免除対象あり)
登録後にお子さんの紹介があって面会交流をするのも、乳児院や児童養護施設がほとんどで、多くの里親はお子さんのいる施設へ交流に通います。
そうです!里親にとって乳児院や児童養護施設は切っても切れない存在なのです。
令和のイマドキの児童養護施設って、いったいどんな感じなのか、児童養護施設若竹ホームに潜入しまーす! さぁ皆さんもLet’s go~!
第一印象は…『広い! きれい!』


続いて案内されたお部屋は…


心理士さんが、ここでこどもと話をしたり
カウンセリングをするお部屋です。
くまさんはいつもここでどんなお話しを聞いているのかな…


頑張っている里親さんの顔が浮かんでくる~!
朝はここで女子たちが、わちゃわちゃしているんだろうな~(笑)


↑生活のマナーなど、子ども達はこういうところで社会を学んでいるんでしょうね。

↑食器棚や炊飯器レンジまで一般家庭のキッチンと同じ!
ここでみんなでおしゃべりしたり、にぎやかに過ごしているのが伝わってきます♪

わぁ美味しそう!栄養のバランスばっちり! そして愛情もたっぷり!

わぁ!楽しいハロウィンパーティーの始まりだ♪ 嬉しいね!
このように若竹ホームは、こどもや職員だけではなく、来訪者が一歩踏み入れた時に『ホッとする』家庭的で和やかな雰囲気を実感できる施設を目指しています。
さまざまな理由で社会的養護が必要な児童 2歳 から 18歳 (最長20歳まで)までのこども達が少人数のユニットごとに生活しており、できるだけ家庭に近い形で生活をしています。
続いては…
若竹ホーム自慢の、みんなが大好きな場所!
ここでこども達は、どんな本を読んでいるのかな?

天井まである大きな靴箱。
この中にこども達の靴が
い~っぱい入っているんでしょうね!

今にもこども達の大きな歓声が聞こえてきそう!

大きなバスケットコート!
ここでもこども達が楽しく遊んでいる姿が目に浮かびますね!
Q.幼稚園や学校行事はどうしているの?
A.職員は学校行事はもちろん、個人面談や保護者会も参加します。また、学校の役員もやっています!
Q.習い事は?
A.子どもの習いたい!の全てに答えてあげることは難しいですが、全くダメということではありません。例えば今までに、スイミング、公文、サッカー、野球など習っている、いた子がいます。
Q.施設外に兄弟がいるという子は、会うことができるの?
A.双方の子どもたちの気持ち、児童相談所、兄弟の関係している保護者や関係機関と相談して決めます。様々な事情で離れて暮らしていることもありますが、兄弟の繋がりもとても大切だと思いますので、そういった気持ちは大切にしていきたいです。
Q.子どもが施設を退所するとき、どんな気持ちになりますか?
A.嬉しい気持ちと寂しさ、両方あります。でも、退所した後も繋がりはあるので、これで終わりではないです!そして『幸せになってほしい』と心から思っています。
Q.テレビ事情って!?ゲーム事情って!?
A.1つのユニットが5~7人いて、テレビが1、2台のため取り合いになることも。
録画もいっぱいになってしまい、保存期間を決めているユニットもあります。
ゲームはみんなでやったり、個別でやったり、ユニットごとにルールの違いは多少ありますが、例えば平日1時間。休日2時間です!こどもはゲーム時間が足りない様子ですが…
その他にも、施設職員の方から
『里親子の幸せそうな笑顔や様子を見ると、こちらまで幸せな気持ちになります』
『施設から委託になった里親子の元気な姿を見られるのは嬉しい、また大変な時は協力してみんなで知恵を出し合うなどサポートができますよ!と伝えたい、伝えています。』…とのご意見をうかがうことができました。
まさにリアルなお話しをありがとうございました!
職員の皆さんは、最前線で懸命にこども達と向き合っていらっしゃいました。
児童養護施設への恩返しと、全国の施設で暮らすこども達の現状を社会に広く伝えたいという強い思いから、やす子さんはTV番組のチャリティーマラソンを走り抜きました。やす子さんは「かわいそうって思われたくなかったから、いつも明るくしていた」と語っています。
「施設の子=かわいそう」と見られるのが辛くて、自分から元気な子、面白い子を演じていたと言います。それは強さではなく『自分の心を守る為の精一杯の工夫』
『腐らず前へ!』 児童養護施設出身という同じ経験をされたやす子さんの言葉は、他のどんな言葉よりもこども達の心に響いていると思います。
こども達はここに来るまでに、すでにたくさんのことを経験しています。
生活環境が及ぼす心の安定や、いつも味方になってくれる大人がそばにいてくれることの大切さ、そして自分の居場所があることは、人生において計り知れない大きな影響があると実感しました。
里親になろうか迷っている皆さんへ
『自信がないから』 『自分にできるだろうか』
不安な気持ちはよくわかります。
こども達が本当に必要としているのは
自分だけを見てくれて、いつも変わらず優しくそばで見守ってくれる人です。
特別なことではありません。
皆さんの一歩が一人の人生を支えることになると痛感しました!
…以上で、潜入レポート終了です!
このレポートをご覧になって、皆さんのイメージは変わりましたか?
児童養護施設は、未来あるこども達のための大切なお家!
心身共に健やかに成長してほしい!…こども達に心からエールを送ります。
ご協力いただきました若竹ホームの皆さま、ありがとうございました!
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