里親へのインタビュー
【養子縁組里親】
里母50代 Jちゃん(取材当時小6) Sくん(取材当時5歳)
宝物…それは家族(後編)
待ち望んでいたJちゃんとの新生活、思い描いていた理想の未来が崩れたとき、里親同士の繋がりで救われたという里母さん。
Jちゃんと一緒に乗り越えた真実告知。
後編はJちゃんとの特別養子縁組、弟のS君との出会い、里母さんの思いをギュッとまとめたインタビューがこちら!
―Jちゃんを特別養子縁組したときのお話しを聞かせてください。
- 里母:
- 委託から1年経ったとき「特別養子縁組を進めませんか」と児童相談所からお話しをいただき、すぐ手続きを始めました。
印象に残っているのは家庭裁判所に夫婦で行って、二人一緒に話を聞かれ、その後個別に話を聞かれたこと。それもJちゃんの話ではなく、夫婦それぞれの生い立ちや育った家庭環境、親子関係、家族関係などを半日以上かけて細か~く(笑)
後日、家庭裁判所の家庭訪問や、再度家庭裁判所に呼ばれて聞き取りがあったり。あぁ、特別養子縁組ってそれほど大変なことなんだなって思いました。
数ヶ月後、無事に審判が出て、家庭裁判所からの書類を持って市役所へ戸籍の手続きに行ったときも5時間もかかったんです!
『縁故者』だったJちゃんの続柄が『子』になって、私達と同じ苗字になった戸籍謄本を初めて手にしたとき、嬉しいというより非常に重たい、ズシッと責任感を感じました。『もう後には引けないんだ!』という覚悟の重みでもあったのかな。
―二人目のお子さんのお話しも聞かせてください。
- 里母:
- Jちゃんは、弟が欲しい、赤ちゃんがいいって、ずっと言っていました。Jちゃんが小1になった頃、生後7ヶ月男児S君の委託のお話しをいただきました。Jちゃんとは7歳差です。赤ちゃんの養育経験があったので、気持ちに余裕を持って迎えられました。S君は偶然にもJちゃんと同じ乳児院だったので、施設の職員さんとも顔なじみで「いつ連れて行ってもいいよ~」なんて冗談を言ってくれて(笑)
交流が始まった当時は、世界中がコロナ禍で大変なときで、面会はすべてガラス越し。我が家に迎えるという日に初めて抱っこして、ミルクをあげたんですよ!(笑)
私はその時は復職していましたが、一人目の時にはなかった育児休暇を使わせてもらえたんです!
Jちゃんはというと、最初は一緒に遊んだり、ミルクをあげてくれていたのに、だんだん焼きもちが激しくなってきました。
最近では私がS君をかばうと、私とJちゃんの言い合いになったりして。S君は私が怒るのが嫌なので、自分が嫌な思いをしたのに「お母さん、Sは大丈夫だから。お姉ちゃんがかわいそうだからもう言わないで」って。
S君は自分のおやつを分けてくれたり、本当に優しいんです。逆に私から産まれていたらこんなに優しくなかったかも(笑)
S君には日々癒やされています。このまままっすぐ育ってくれたらいいなっていつも思っています。S君は小さい時から療育に通っていて、ゆっくりさんかもしれないけど着実に成長しています。心配もいろいろあるけど、心の奥底では大丈夫だって信じています。
―里親になって良かったと思ったこと。
- 里母:
- 私はどちらかというと、すごく子育てがしたかったわけではありませんでした。でも今は本当にこどもって面白いなって思うし、0歳の何も出来ない状況からここまでできるようになったという、成長を見続けられる喜び…困難にぶつかった時、どうやって乗り越えていくのかとか、その中で私ができることは何だろうって考えたり、それこそ自分の時間なんてほとんどないけど、でも成長する姿を見続けられる幸せ、それが私の栄養素になっています。
―お二人の将来が本当に楽しみですね!
- 里母:
- 7歳差なので、Jちゃんが成人したときに弟は中学生。そういう節目のとき二人はどんな会話をするんだろう…。Jちゃんが結婚するときに弟はどう思うんだろうって、想像するだけですごく楽しみ!
―これから里親を目指す方にひとことお願いします!
- 里母:
- 実際に里親をやってみたら、こどもと暮らすのって楽しいことがいっぱいあって、世界が広がるから、生活がガラッと変わることを不安に思わないで、ぜひチャレンジしてほしいです。こどもと一緒にいることは本当に楽しい!できなかったことができるようになるっていう楽しい瞬間を目の前で日々、見させてもらっているから。逆にこどもがいなかったらどんな毎日を送っていたんだろうと今は思います(笑)
―10年後の二人の姿を見てみたいですね!ありがとうございました!
-

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